【数十分で作れる】ワイヤレス開放型ヘッドホンを作る方法

作ったワイヤレス開放型ヘッドホン 家電

ワイヤレス開放型ヘッドホンは欲しくないですか?

ところがワイヤレス開放型ヘッドホンはなぜか販売されていません。家電量販店やAmazon、ヨドバシ、価格ドットコムを探しましたが見つけることができませんでした。

売っていないなら作ってやろうと、有線の開放型ヘッドホンを無線化して、ワイヤレス開放型ヘッドホンを作りました。

ワイヤレス開放型ヘッドホンの実際の制作時間は試行錯誤を含め約30分、総額は約7000円で作ることが出来ましたので、その方法を紹介します。

本記事では、有線の開放型ヘッドホンを無線化するために必要な物、物の選び方、作り方、使用感を解説しています。

必要な物、選び方

①有線の開放型のヘッドホン

有線のヘッドホンには通常長いコードがついています。しかし、無線化するにあたり、長いコードは邪魔になりますので、 ヘッドホンと一体化 させる必要があります。 今回、ヘッドホン上部にコードとBluetoothオーディオトランスミッタを固定して、ヘッドホンと一体化させる方法で作ります。そのため、固定部が頭に当たらないヘッドホンを選んでいます。

固定部と頭が当たらない、オーディオテクニカ社の ATH-AVA300を選びました。約4000円でした。

②Bluetoothオーディオトランスミッタ

有線のオーディオ機器を無線式に変えることができる装置です。

音楽や動画再生中に電池が途中で切れて欲しくないですので、最大12時間再生可能な、‎Anker AK-A3352011を選びました。

対応コーデックはSBC、AACのため、windows,Android,iPhoneどれでも使えます。
使用していないですが、ヘッドホンではなく、ヘッドセットにすれば、電話もできるようです。 約2,500円でした。

③テープ

ヘッドホンの有線束ねて、ヘッドホンに固定するために使用します。

最初、固定さえできればいいやと考え、家にある適当なテープを使って束ねていました。

あまりにも見た目が悪かったので、追加で見た目の良い黒色でつや消しの黒光洋化学 50mm×25m TMKを追加で購入しています。約500円でした。

④コネクタ端子を固定する物

コネクタ部には力がかかるので、動かないようにしっかり固定するためのものです。③のテープで、しっかり固定すれば、代用できると思います。

Bluetoothオーディオトランスミッタを買った際にケーブルをまとめていた針金があったので、それを利用しました。

(⑤)Bluetooth USBアダプタ (PCにBluetoothが搭載されていない場合)

Android,iPhoneなど音楽や動画を再生する装置にBluetoothが搭載されていれば不要です。PCにBluetoothが搭載されていない場合、音声を無線でやり取りするためのBluetooth USBアダプタが必要になります。

②のBluetoothオーディオトランスミッタ‎Anker AK-A3352011の対応プロファイルがHFP, A2DP v, AVRCPですので、すべてに対応しているSANWA MM-BTUD44を購入しました。約1000円でした。

費用

ワイヤレス開放型ヘッドホン単体にかかる費用は約7000円になりました。

Bluetooth USBアダプタはヘッドホンとは別ですので、費用から除いています。含めた場合の総額は約8,000円になります。

作り方

①左右の線を一緒にする。

束ねやすいように左右の線を一緒にして、テープで左右の線を束ねます。

ワイヤレスヘッドホン作り方

②ヘッドホンの可動しない上部に線を重ね、固定する。

一緒にした線をヘッドホンの可動しない上部に重ねて、折り返すごとにテープで固定していきます。それを折り返せなくなるまで、固定します。

折り返すごとにテープで固定したので、頑丈に固定できましたが、分厚くなってしまいました。束ねた線はヘッドホンの上部に固定さえできればいいので、線だけで折り返して束ね、テープ等で一体化させた後、ヘッドホンの可動しない上部に固定したほうが薄くなりそうです。

③コネクタをしっかりと固定する。

Bluetoothオーディオトランスミッタを抜き差しするため、コネクタ部には引っ張る方向と押し付ける方向に大きな力が掛かります。そのため、針金でコネクタが簡単に動かないように固定する必要があります。

まず、針金をコネクタの根本に一周、側面に一周させます。
その後、針金の端をくるくるとネジっていくと、締め付けがどんどん強くなり、コネクタが固定されていきます。Bluetoothオーディオトランスミッタを抜き差しして動かないぐらいになるまで固定します。強く締めすぎて線やコネクタを傷めないようにしましょう。

(④)外見を整える(見た目を気にする場合)

見た目をまったく気にしない場合は③で完成です。

しかし、使用するテープによりかなりダサい仕上がりになります。
家の中で写真を撮った際、映りこんでも違和感のないレベルまでには外見を良くしたかったので、艶消しの黒色のテープを上から巻き、外見を整えました。

⑤完成

作ったワイヤレス開放型ヘッドホン

制作時間は試行錯誤をしながら作っても、約30分で出来ました。作るだけだと10分ぐらいでできると思います。

使用感

外音遮断性

さすが、開放型のヘッドホン、外音遮断性はまったくありません。つけっぱなしで会話できます。子どもが泣いたら、すぐに気づき、そのまま駆けつけれることができます。

音漏れ

開放型ですので、ある程度の音漏れはします。近くで小さな声でこそこそ話しているぐらいの音漏れで、生活音に紛れるレベルです。

重さ

重さは290gです。一般的なヘッドホンの重さが250~300gですので、特に重いと感じたことはありません。

使用時間

充電を忘れなければ、休日使用しつづけていても、電池が途中で切れることはありません。また、電池が切れても、オーディオ延長ケーブルがあれば、Bluetoothオーディオトランスミッタをはずして、有線式のヘッドホンとして使用し続けることができます。

見た目

見た目は黒いテープを巻き改善しましたが、まだダサいです。家の中で使う分には問題ありませんので、満足していますが、外には持っていけないです。テープの巻き方を丁寧にまけば改善できたかもしれません。(結構適当にまいちゃいました。)

他の方法として、コードを切って、短くすれば、束ねる必要がなくなりますので、見た目を改善できそうです。半田等で電線の接続が必要になりますので、今回実施していません。

総合

全体的に求めていた機能は満たしており、半年以上使用していますが、不満を感じていません。満足のいくワイヤレス開放型ヘッドホンができたと思います。

まとめ

見た目に改善点はありますが、家の中で使う分には満足いくワイヤレス開放型ヘッドホンが簡単にできました。

ワイヤレス開放型ヘッドホンが欲しい方は作ってみてはいかがでしょうか?

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